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三年坂(さんねんざか)

 別  名: 淡路坂
 所在地: 千代田区霞が関三丁目、財務省と文部科学省の間 ⇒ 地図 

@ 坂下の霞ヶ関三丁目交差点から。左手(南側)の赤レンガの建物は旧文部省庁舎。右(北側))に財務省庁舎がある。

A 坂下から。


 
 B 坂下から少し上った所から見上げる。2002年11月撮影。

  C Bから少し上った所から見下ろす。

 
 D Cの道路の反対側から見上げる。右に見える建物は財務省庁舎。

  E CDから少し上った所から見上げる。右に標識が見える。

 
 F Eから少し上った所から見下ろす。2002年11月撮影。左に標識が見える。

  G Fとほぼ同じ所から見下ろす。1999年撮影。右に標識が見える。

 
 H FGの道路の反対側から見上げる。

   I Hから少し上った所から見下ろす。

 
 J Iから更に上った所から見下ろす。2002年11月撮影。

  K 坂上から。

L 坂の中ほどにある標識(千代田区設置) M Lと同じ標識2002年11月撮影。

【標 識】
説明
 この坂を三年坂といいます。「東京名所図会」には「三年坂は潮見坂の南に隣れり、裏霞ヶ関と三年町の間の坂なり、坂をのぼれば是より栄螺尻とす。又淡路坂ともいい、一に此処を陶山が関という」とあり、さらに「栄螺尻、裏霞ヶ関と三年坂の間、道路の盤曲する所をさざえしりと呼び、虎の御門より永田町に出る裏道なり、曲り曲りたる坂の名なり、亦此辺鶯多し、因って鶯谷というよしみえたり」とかかれています。
設置者: 千代田区
設置日 昭和五十一年三月


【この坂について】
 桜田通り(国道一号線)の霞ヶ関三丁目交差点から、財務省と文部科学省との間を、東から西に上る緩やかな坂道です。潮見坂の南に位置します。

 「三年坂」という名の坂は、他の場所にもありますが、横関英一『江戸の坂東京の坂』によると、これらの坂は、一般に寺や墓地の近くにあり、「その坂で転んだものはすぐにその土を三度なめないと三年以内に死ぬ」という迷信があったのだそうです。それゆえ三年坂と呼ばれたとのこと。このことは、坂の標識の説明文には書かれてませんが、おそらく「この坂で転ぶと三年以内に死ぬ」などとは書けなかったのでしょう。

千代田区内には同名の坂が五番町にあります。

 標識は、坂の中ほどに、千代田区設置のものが1本あります(写真LM)。表面はかなり傷んでいます。


【写真撮影日】 1999年(G)、2002年11月24日(BFJM)、2010年8月28日(左記以外)
【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】    2004年8月14日(2010年9月25日一部修正)