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比丘尼坂(びくにざか)
所在地: 新宿区矢来町と天神町の境界 → 地図
@ 坂下から |
A @から真っ直ぐ上った坂の中間部から見下ろす |
B カギ状に曲がった坂の中間部。坂下方向から。 |
C 坂の中間部。Bとは逆に坂上方向から。 |
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D 坂の中間部から見上げる | E 早稲田通り沿いの坂上から。左(西側)に「京ビル」。 |
【この坂について】
新宿区矢来町と天神町の間を、早稲田通り沿いから北へ下り、中里町の境界に至る、傾斜の緩やかな坂道です。坂道は写真BCに見られるように、中間部でカギ状に折れ曲がっています。
この坂道について、石川『江戸東京坂道事典』は、
天神町と矢来町の境を北へ下る坂で、坂上西わきに「京ビル」というのがある。途次、曲折してさらに中里町一六番へ下る小坂で、一帯は戦災後再興した小住宅地である。坂名のおこりは、この辺に往昔、尼寺があったためだと伝えられる。嘉永切絵図をみると、この地域は御先手組組屋敷があり、通寺町から来て組屋敷に下る二つめの坂道であるが、同じところを『南向茶話』が「朧坂 寺町より榎町に行、右の方二つめの組屋敷へ下る坂なり、服部坂の正面なり」とし、『江戸紀聞』はそれを誤記だとしている。
と書いています。
標識は、現在、設置されていません。
【写真撮影日】 2004年10月17日(@ABCDE)
【この坂の本サイト掲載日】 2004年10月17日
【このページの作成日】 2004年10月23日(2010年9月17日一部修正)