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ネッコ坂
所在地: 渋谷区神宮前五丁目 ⇒ 地図
@ 坂下から。神宮前5丁目12番と16番の間。 |
A @から真っ直ぐ上った所から見下ろす。この辺りで坂道は南に折れる。 |
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B Aとほぼ同じ所から見上げる |
C Bを上った所から見下ろす。ここで坂は南東に折れる。 |
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D Cとほぼ同じ所から見上げる。 |
E 坂上から |
【この坂について】
渋谷区神宮前5丁目12番と16番の間を、西北から南東に上る緩やかな坂道です。
東京都渋谷区立白根記念郷土記念館『渋谷の坂』(昭和60年)には、この坂について、
「表参道に架かっている「神宮前5丁目歩道橋」の近くの旧道を、穏田神社方向に進み、5丁目12番地(角にすし屋)と16番との間を青山通り方向に向かうと、屈曲しながら上る坂道にさしかかる。これがネッコ坂で、その延長は200mであるが、その形が木の根っこのように曲がっていることから、この名ができたらしい。『御府内場末其他往還沿革図書』の天保年度の図を見ると、稲葉長門守の下屋敷と、戸田武次郎の屋敷との間を通って、穏田橋へと通ずる道に「子ッコ坂」とあり、嘉永4年(1851)の『青山長者丸辺の図』にも、「子ッコサカ」と見えるので、この坂道はかなり古くから通じていたものであろう。
一説によると、旧鎌倉道の一部ともいわれているが、明治42年(1909)に代々木練兵場ができると、市内から練兵場に向かう兵隊や、演習を終わって市内へ向かう兵隊で、この狭い坂道が一日中混雑したという。」
と書かれています。
坂道の標識はありません。
【写真撮影日】 2003年6月21日(@〜E)
【この坂の本サイト掲載日】 2003年6月21日
【このページの作成日】 2004年8月4日(2010年11月11日一部修正)