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新坂(しんざか)

 所在地: 千代田区五番町 → 地図

@ 市ヶ谷駅前にある市ヶ谷駅交差点から新坂を見る

A 坂下から

B 坂下部から見上げる。

C 坂上部から見下ろす。左に標識(千代田区設置)が見える。

 
D 坂上部から。1999年撮影。標識が現在とは異なり、メタリックシルバーのものだった。

  E 坂上から

F 坂上部にある標識(千代田区設置)
G Fと同じ標識

【標 識】
説明
 この坂を新坂といいます。新しく作られた坂ということでしょう。江戸時代の地図をみますと、ここに道はなく、人々は東側の帯坂や西側の三年坂へ迂回しなければなりませんでした。しかし、明治二十三年(一八九〇)三月の「東京市区改正全図」には三等道路として、この道を通す計画が書き込まれています。大正元年(一九一二)の「東京市麹町区地籍地図」では、この道を地図上で確認できます。
設置者: 千代田区
設置日 昭和五十年三月


【この坂について】
 市ヶ谷駅前にある靖国通りの市ヶ谷駅交差点から西南方向に登る坂道です。帯坂三年坂の間にある坂道です。

 標識は、千代田区設置のものが、坂上部に1本立っています(写真FG)。1999年に訪問した際にはメタリックシルバーーの標識(千代田区設置)が同じ場所に立っていました(写真D)が、その説明は現在と異なり、以下のようなものでした。
【以前の標識の説明】
この坂を新坂といいます。新しく作られた坂ということでしょう。明治二九年(一八九六)十一月発行による「東京市区改正縮図」には三等道路として開発が計画されていますが、工事は未着工のまま時を過ごしています。明治三九年(一九○六)陸軍参謀本部による地図にもまだ開かれた様子が見られません。明治四四年(一九一一)の東京逓信局編集による「東京市麹町全区図」には記載されています。この頃開発されたものでしょう。


【写真撮影日】 1999年(D)、2003年4月28日(@)、2003年6月29日(ABCEFG)

【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】    2004年7月31日(一部修正2010年8月7日)