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鼠坂(ねずみざか)

別  名: 水見坂
所在地: 文京区音羽1丁目10番/12番と13番(坂上部は小日向3丁目18番)の間 → 地図 

@ 坂下手前から。

A 坂下から。

B 同じく坂下から。2002年撮影。

C 坂下から少し上ったところから見上げる。

D Cから少し上ったところから見上げる。

E Dとほぼ同じ時点から見下ろす。

F DEから少し上ったところから見上げる。

G Fとほぼ同じ時点から見下ろす。

H FGから少し上ったところから見上げる。

I FGとほぼ同じ時点から見下ろす。

J HIから少し上ったところから見上げる。右に標識が見える。

K Jから少し上ったところから見下ろす。左に標識が見える。

L Kから少し上ったところから見上げる。

M Lから少し上ったところから見下ろす。

N Mから少し上ったところから見上げる。

O Nから少し上ったところから見下ろす。

P Oとほぼ同じ地点から見上げる。

Q Pから少し上った地点から見下ろす。

R Qから少し上った地点から見上げる。

S Rから少し上った地点から見下ろす。

(21) 坂上近くから見下ろす。


(22) (21)とほぼ同じく坂上から見下ろす。2002年撮影。かつての手すりは現在のものと異なり、緑色に塗られていた。

(23) 坂上から。

(24) 坂上から。


(26) 以前設置されていた標識。2002年撮影。
設置位置は現在よりも少し坂下にあった。
(25) 坂半ばにある標識。



【標 識】
説  明
 音羽の谷から小日向台地へ上る急坂である。
 鼠坂の名の由来について「御府内備考」は「鼠坂は音羽五丁目より新屋敷へのぼる坂なり、至てほそき坂なれば鼠穴などといふ地名の類にてかくいふなるべし」とある。
 森鴎外は「小日向から音羽に降りる鼠坂と云う坂がある。鼠でなくては上がり降りが出来ないと云う意味で附けた名ださうだ・・・人力車に乗って降りられないのは勿論、空車にして挽かせて降りることも出来ない。車を降りて徒歩で降りることさへ、雨上がりなんぞにはむづかしい・・・」と小説「鼠坂」でこの坂を描写している。
 また、“水見坂”とも呼ばれていたという。この坂上からは、音羽谷を高速道路に沿って流れていた、弦巻川の水流が眺められたからである。

設置者: 
文京区教育委員会
設置日
 平成17年3月


【この坂について】
 
 文京区音羽1丁目10番/12番と13番(坂上部は小日向3丁目18番)の間にある坂道です。住宅街にあり、階段付きで傾斜のある坂道です。
 標識は、坂道の中ほどに文京区教育委員会設置のものが立っています(写真25)。

 標識に説明のあるとおり、森鴎外の短編小説「鼠坂」の舞台となった坂道です。

 なお、この標識が設置される以前は、現在よりも少し坂下の位置に、昭和53年に設置された標識がありました(写真(26))。その説明文は現在のものと異なり、以下のとおりでした。引用元が「御府内備考」ではなく「改撰江戸志」になっていました。
   音羽の谷から小日向台地へ上る急坂であり。
   この小日向台地一帯は古くからひらけ、日頭といわれていた地帯である。
   鼠坂は音羽五丁目より新屋敷へのぼる坂なり、至ってほそき坂なれば鼠穴などといふ地名の類にてかくいふなるべし。(改撰江戸志)
   また、坂上からは音羽谷を現在の高速道路にそって流れていた弦巻川がながめられたことから土地の人は“水見坂”ともいう。



【写真撮影日】 2002年7月27日(B(22)(26))、2007年9月15日(左記以外)

【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】    2008年5月3日