HOME > 文京区の坂(7)西片・白山方面>御殿坂
御殿坂(ごてんざか)
別 名: 大坂、富士見坂
所在地: 文京区白山二丁目と三丁目(小石川植物園)の境界 → 地図
@ 坂下から。左に標識が見える。 |
A 坂下を少し登った所から見上げる。坂はここで右に少し折れる。 |
|
B Aから少し登ったところから見上げる。 |
C 坂上部から見下ろす。 |
D 坂上から |
F Eの標識の説明板 |
|||
E 坂下にある標識(文京区教育委員会設置) |
【標 識】 説 明: 「御殿坂は戸崎町より白山の方へのぼる坂なり。この上に白山御殿ありし故にこの名遺れり、むかしは大坂といひしや」(『改撰江戸志』) 「享保の頃、此坂の向ふに富士峰能く見えし故に、富士見坂ともいえり」(『江戸志』) 白山御殿は、五代将軍徳川綱吉が将軍就任以前、館林候時代の屋敷で、もと白山神社の跡であったので、白山御殿といわれ、また地名をとり小石川御殿ともいわれた。 綱吉の将軍職就任後、御殿跡は幕府の薬園となった。享保七年(1722)園内に”赤ひげ”で有名な小石川養生所が設けられた。また同20年には、青木昆陽が甘藷の試作をした。 明治になってからは東京大学の付属植物園となった。 植物園の松の花さへさくものを 離れてひとり棲むよみやこに 若山牧水(1885-1928)) 設置者: 文京区教育委員会 設置日: 昭和58年6月 |
【この坂について】
小石川植物園(正式には「国立大学法人東京大学大学院理学系研究科附属植物園」)の南東沿いの道を南西から北東方向に登る坂道です。上の写真で片側は段差のついた塀が続きていますが、その向う側が小石川植物園になります。
標識は、坂下に文京区教育委員会設置のものが立っています(写真E)。
【写真撮影日】 2002年8月24日(@ABCDEF)
【この坂の本サイト掲載日】 2002年9月6日
【このページの作成日】 2004年8月12日(2007年9月8日一部修正)