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豊島区の坂(1) 〜 高田方面 【7坂】

 文京区目白台に隣接する地域で、東西に走る神田川沿いからその北にある目白台地へと登る急な坂道が並んでいます。西から、のぞき坂、宿坂、稲荷坂、富士見坂(以上豊島区)、日無坂(豊島区と文京区の境界)、小布施坂、豊坂(以上文京区)と並んでいます。特に、のぞき坂は東京一の急勾配の(名前の付いた)坂道とのことです。また、雑司が谷霊園南の清立院わきを登る御嶽坂もあります。さらに、目白駅近くの豊坂稲荷神社前に豊坂があります。

各坂道の位置はこちら → 地図
なお、御嶽坂、豊坂の地図は別途作成予定です。豊坂の場所については、ここを参照。

富士見坂
(ふじみざか)
・日無坂
(ひなしざか)
左の写真で、右に下る広い坂道が富士見坂です。左へ下る細い坂道は日無坂で、文京区との境界になります。

右手前の塀には富士見坂の標識(高田富士見会設置)が埋め込まれています。

豊島区ホームページの説明】
富士見坂
目白通りに面した酒屋さんと、写真館の間から高田方面に下る坂で、石碑があります。豊島区高田1-33、40辺り。
日無坂
江戸時代からの歴史ある坂で、豊島区と文京区の境にあり、階段道もあります。別名は東坂。豊島区高田1-23辺り。


→ 富士見坂のページ
稲荷坂
(いなりざか)
【標識なし】

稲荷坂(豊島区)上の稲荷社坂上にこの坂の由来となったと思われる小さい稲荷社があります(写真右)。





豊島区ホームページの説明】
富士見坂の西側にある小さな坂です。坂上東側の住宅庭先に坂名のもととなったと思われるお稲荷さまの小さな社があります。別名はあべ坂。豊島区高田1-33、34、39、40辺り。

【豊島区ホームページの説明(以前のもの)】
坂上東側の住宅庭先に坂名のもとになったと思われるお稲荷様の小さな社がある。
 高田稲荷大明神と呼ばれていたそうで、戦前はよそからの参詣人もあったらしいが今はひっそりしている。
宿坂
(しゅくざか)
【標識の説明】
中世の頃、「宿坂の関」と呼ばれる所が、このあたりにあった。この坂の名が、宿坂道と残っているのは、おそらくそれにちなむものと思われる。
 “宿坂の関”は鎌倉街道の道筋にあったものといわれ、したがって、ここ宿坂はその街道上の地名と考えられる。古地図によると、鎌倉街道は現在のこの道より、やや東寄りに位置していたが、一応ここも鎌倉街道の名残りといえよう。
 今から三百年ほど前、このあたりには樹木が生い茂り、昼なお暗く、くらやみの坂道として狐狸の類がとびはねて、通行人を化かしたなどという話もいまに伝わっている。

写真で左手にあるのは金乗院。現在、目白不動尊が置かれています。
のぞき坂
[胸突坂]

【標識なし】

豊島区ホームページの説明】
宿坂の西側に平行している急で短い坂で、東京で最も急な坂と言われています。別名は胸突坂(むなつきざか)。高田2−17、18辺り。


→ のぞき坂のページ

御嶽坂
(みたけざか)
【標識なし】

雑司が谷霊園の南にある御嶽山清立院(左の写真では道の左側)の脇をカーブしながら登る坂です。

【豊島区ホームページの説明(以前のもの)】
雑司が谷霊園の南、清立院の角から霊園沿いに上がる坂。
 坂名の由来はこの清立院に御岳蔵王大権現が安置されていることによる。
 少し前までは墓地裏の暗い坂道だったが、右側の第一勧業銀行社宅の建て替えにより、明るい街路に変貌した。
 また昔、この坂下のすぐ西南側には弦巻川が流れていた。
 豊坂
(とよさか)
【標識なし】
JR目白駅近くの豊坂稲荷神社(目白稲荷神社)へ上る坂道です。

豊島区ホームページの説明】
 目白駅から左手に階段があり、さらに真っ直ぐ進むと、目白稲荷神社があります。神社に面した坂道です。

→ 豊坂のページ