弁天坂(べんてんざか)
別 名: 芥坂(ごみざか)
所在地: 新宿区箪笥町と北町の境界(大久保通り) → 地図
@ 坂下から。この右手に袖摺坂がある。 |
A 坂上から |
B 坂上から。1999年撮影。都営地下鉄大江戸線の工事中であった。 |
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C 坂の中ほどにある標識(東京都設置) |
【標 識】 説 明: 坂名は坂下の南蔵院境内に弁天堂があったことに由来する。明治後期の「新撰東京名所図会」には南蔵院門前にあまざけやおでんを売る屋台が立ち、人通りも多い様子が描かれている。坂上近くの横寺町四十七番地には尾崎紅葉が明治二十四年から三十六年十月病没するまで住んでいた。門弟泉鏡花、小栗風葉らが玄関番として住み、のちに弟子たちは庭つづきの箪笥町に家を借り、誌星堂または紅葉塾と称した。 設置者: 東京都 設置日: (未記録) |
【この坂について】
大久保通り(都道433号)の箪笥町の交差点(都営地下鉄大江戸線牛込神楽坂駅出入口がある)付近を東から西に登る緩やかな坂道です。坂下で北側にある袖摺坂の坂下と接しています。坂下南側には現在でも南蔵院がありますが、石川悌三『江戸東京坂道事典』によると坂名の由来となった弁天堂は戦災で焼けたあとは再建されていないとのことです。
標識は、坂の中ほどに東京都設置のものが立っています(写真C)。
【写真撮影日】 1999年(B)、2003年5月25日(@AC)
【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】 2004年10月9日