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大田区の坂(3) 〜 東雪谷・上池台方面 【12坂】

各坂道の位置はこちら → 地図
(ただし、花抜坂の位置はこちらへ)

宮前坂
(みやまえざか)
【標識(大田区設置)の説明】
八幡神社の前の坂であるため、宮前坂と呼ぶようになったという。坂下には、呑川にかかる宮前橋がある。

写真で手前坂下の左側に雪ヶ谷八幡神社があります。
雪見坂
(ゆきみざか)
【標識(大田区設置)の説明】
かつて、この坂より富士山の頂の雪がよく見えたため、雪見坂と呼ばれるようになった。昭和六年から九年まで行われた耕地整理により、道路が整備された後につけられた坂名である。
権現坂
(ごんげんざか)
【標識(大田区設置)の説明】
この付近に、権現社があり、その地をもとは権現山とよんでいた。坂道は大正末期に行われた耕地整理によって出来たものであるが、地名に由来して名付けられた。
花抜坂
(はなぬきざか)
【標識(大田区設置)の説明】
『大田区史』に載せられた伝説によると、この付近は野花が美しく咲き乱れ、日蓮聖人が思わず手折ったので、以来「花抜き(花の木ともいう」)の地名でよばれるようになったという。坂名はこの地名に由来する。
猿坂
(さるざか)
【標識(大田区設置)の説明】
『新編武蔵風土記稿』の林昌寺の項に、「境内墓所の側に坂あり、猿坂と呼、昔山林茂りて猿多く住せし故是名あり」と記されている。おそらく、古くから知られた坂道であろう。
大久保坂
(おおくぼざか)
【標識(大田区設置)の説明】
昭和初年の耕地整理によって出来た坂道で、坂の名は、昔、大久保氏の屋敷跡であったということに由来するという。

途中までは一直線に登る坂。途中から少々左に折れます。
稲荷坂
(いなりざか)
【標識(大田区設置)の説明】
坂上の上池台五丁目十四番の南側角地に、玉倉稲荷という上谷戸の稲荷神社が祀ってあるので稲荷坂と名付けられたという。この坂道は耕地整理により出来たといわれている。

玉倉稲荷。稲荷坂とは坂上からでも100mほど離れています。
蝉坂
(せみざか)
【標識(大田区設置)の説明】
この坂の付近一帯を、もとは蝉山といっていた。坂名の由来はこれによったらしい。付近に蝉山橋もある。
鸛の巣坂
(こうのすざか)
【標識(大田区設置)の説明】
鸛(こうのとり)の巣があったということから、この付近を鸛の巣山と呼んでいた。坂名は、それに由来する。また坂下に今でも残る水路は、鸛の巣流れといわれている。
庄屋坂
(しょうやざか)
【標識(大田区設置)の説明】
坂の付近に、昔から庄屋の家があったと伝えられることから、この名がついたといわれる。
貝塚坂
(かいづかざか)
【標識(大田区設置)の説明】
坂名の由来となった馬込貝塚を、『大森区史』は「馬込の根方に貝塚というのがある。石器時代の器物や矢の根石などがよく掘り出されたといっている。今もなお好事家の尋ねて来るものが少なくない」と記している。
夫婦坂
(めおとざか)
【標識(大田区設置)の説明】
この坂は、北馬込一丁目品川境から、環七通りを挟んで上池台四丁目地先に連なる坂で、その向い合うさまを夫婦にたとえてよぶようになったといわれている。