名光坂(めいこうざか)

  別  名: 「なこうざか」とも読む。さらに「那光坂(なこうざか)」とも書く。
  所在地: 港区高輪一丁目と同白金二丁目の間(国道一号線) 

坂下から(2003年6月8日撮影)

坂上から(2003年6月8日撮影)

坂下の歩道橋から名光坂を望む(2003年6月14日撮影)
 
坂下にある松秀寺(白金2−3)(2003年6月14日撮影)

【標 識】  な し


【この坂について】
 国道一号線(桜田通り)を、高輪一丁目と白金二丁目の間を清正公前まで南へ登る坂道です。坂下には地下鉄白金高輪駅があります。

 石川悌二『江戸東京坂道事典』によると、坂名の由来は、このあたりがむかし蛍の名所で、名光という地名になったことによるそうです。他方、横関英一『江戸の坂東京の坂』では、この辺の地名に東那光というのがあり、そこの坂を那光坂と呼び、後に名光坂と呼んだ、とあります。

 なお、サイトにこの坂をup(2003年6月9日)した直後、ある方から、「「江戸切絵図」等を見ると、松秀寺の西側の通りから桜田通りを横切り、同通りの南東側下の通りを南西に進み、天神坂下の交差点右折して日吉坂下部に突き当たるのではないか」という御趣旨のメールをいただきました。私の参考文献である横関『江戸の坂東京の坂』や石川『江戸東京坂道事典』等は、単に松秀寺のところから白金二丁目と高輪一丁目の間を南に登る旨しか記述されていないため、確認はできてません。

 この坂あたりは長い間工事が続いています。そのためでしょうか、標識は設置されていません。


【写真撮影日】 
 2003年6月8日、同14日