HOME千代田区の坂(7)神田駿河台方面(その1)>吉郎坂

吉郎坂(きちろうざか)

 別  名: 胸突坂
 所在地: 千代田区神田駿河台一丁目   ⇒ 地図 

@ 坂下から。右側は明治大学の大学会館。坂上に山の上ホテルが見える。


A 同じく坂下から。左手前の植込みの下に石製の標識(後出B)がある。左側の建物は明治大学リバティタワー。

B 植込みの中の石製の標識

C 坂下付近から見上げる。

 
D 坂の半ばから見下ろす。

  E Dと同じ地点から見上げる。

F 坂上の山の上ホテル前から見下ろす。

G 坂下にある石製の標識(写真Bと同じ)。裏面には「昭和五十年一月 駿河台西町会 久保正夫」と彫られている


【この坂について】
 明大通りから山の上ホテルに向け、明治大学の大学会館とリバティタワーの間を、東から西へ上る坂道です。

 坂名の「吉郎坂」は、明治大学総長を務めた商学博士佐々木吉郎氏にちなむそうです(明治大学経営学部のサイトによる)。
 この名前を彫った石製の小さな標識が坂下にあります(写真BG)。植え込みの中にあってうっかり見落としてしまいそうです。

 また、別名「胸突坂」といいます。石川悌二『江戸東京坂道事典』においては、
  ・・・『新撰東京名所図会』には「胸突坂 袋町の間を東より西に向ひて上る坂あり胸突坂といふ、胸突坂は急峻なりしより起これるなるべし。新編江戸志にも胸突坂とありて、小川町より駿河台の方へと上る坂なり」とある。・・・
と書かれています。時期的には、胸突坂の方が名付けられた時期が古いです。 

【写真撮影日】 2002年8月3日(@BF)、2004年3月21日(AG)、2010年8月8日(CDE)

【この坂の本サイト掲載日】 2002年8月14日
【このページの作成日】 2004年4月3日 (2010年7月23日一部修正、2010年8月14日写真追加)